― 最後の変化 ―







 「おはよー、

 「おはよう


 私とはまた昔のように二人で登校していた。

 監督に退部願は無かった事にしてもらいに行ったら条件を出された。


 『マネージャーは二人で全員を見ろ』



 もう誰も反対しなかった。

 とも昔以上に仲良くなった気がする。




 「あ、部長おはようー!」

 「・・・朝から元気だな」


 部長とだって。


 「まぁそれがのええとこやん」

 「あ、侑士おはよう」

 「っていうかそれだけしか取り得ないだろ」

 「なっ宍戸うるさいよ?」

 「そうよそうよ、たとえ本当のことでも言っちゃ駄目でしょ!」

 「!!・・・本当のことって・・・」

 「あはは、冗談よ☆」


 レギュラーとだって。



 「おはようー」

 「おはよー」

 「おはようございます、先輩たち」

 「おはよう」



 平部員とだって。




 部活以外の生活も明るくなった。

 レギュラーと仲良くなったからって別に女の子たちにうらまれたりも無かった。

 むしろ私と仲良くして近づこうとしてる子が居るぐらい。

 理由は不純だけどでもその内ちゃんと普通の友達にだってなれた。

 

 「今日も忍足君かっこいいー」

 「相変わらず彩は侑士が好きなのねー」

 「だってかっこいいじゃん!もうが羨ましいし」

 「とか言っても彩だって忍足君と仲良くなってるじゃない」

 「そういう美里だって向日君と話せるようになったんじゃない」

 「「ほんとのおかげだよー」」












 勉強も前よりやるようになった。

 順位もちょっとだけ上がった。

 家事もも手伝ってくれるようになったし前より順調。

 たまには凛の写真を見て悲しそうな顔をするときもあるけど引きずったりはしなかった。

 

 
















「あいつはあいつなりに頑張ってるんだろ」


 部長の言葉・・・そうは頑張ってる。

 レギュラーだって平部員だってテニスを頑張ってる。

 友達だって恋して頑張ってる。








 充実した毎日。

 笑ってる毎日。






 なのに。













 くるしいのはどうしてですか?



















 きっかけが出来てしまった。

 私の事を嫌っている物理の先生の授業で忘れ物をしてしまった。

 もとから嫌われてたせいもあって怒られた。



 「忘れ物をするなんて君は私の授業を受ける価値がないんじゃないんですか?」





 私は沈んでた。

 皆声をかけてくれたけど私は怒られた事を気にしてたんじゃなかった。


 本当は逃げてたんだ。


 いつか絶対こうなる事が分かっていたから。


 いつも誰かと居て。


 いつも笑えるようにしてたんだ。




 でも、それももう終わり。




 





















 


 「が居ないの!!」


 レギュラーにからの知らせが入ったのはその夜の事だった――――――――――――。











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―・あとがき・―
はい、また暗くなりました。
私は失踪が好きなんでしょうかね(笑)
あと二話で完結・・・ですかね。





 2004.6.27











 

 

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