「ったくいつまで鬼ごっこするんだよ」
「そうだな、そろそろケリつけないとな」
そう言って分かれた男の子二人はそれぞれの学校へ向かっていった。
長い鬼ごっこを終わらせるつもりで。
〜鬼ごっこ終了〜
[in氷帝]
侑士とがいつものように朝練にきたら部員たちの騒ぐ声が聞こえてきた。
「何かあったのかしら?」
「えらい騒いでるなぁ」
そう言って皆の輪の中に入っていく。
その先は正レギュラー用のコート。
その中心には侑士以外のレギュラーが集まっていた。
侑士ももその中へ入っていった。
と、その時。
「みーつけた、v」
レギュラー達の影から一人の男子生徒が笑みを浮かべながらの前へ出て来た。
その瞬間は目を見開き、周りにいたレギュラーも部員も動きが止まった。
(何でこんなに馴れ馴れしいんだよ!)
(・・・誰だよこいつ)
さまざまな思いの中声を発したのはだった。
「・・か・海那・・・」
ただその声は乾ききっていて更に周りを驚かす結果となった。
「なに驚いてるんだよ、俺がここに着たこと知ってたんだろ?」
「・・・・」
彼−海那はしてやったりという顔で話している。
一方は驚きが消えていない。
表情のあまり変わらない彼女がめずらしい。
「お前誰だよ」
「そうやな、とどういう関係なん?」
先にいつもどうりに戻ったのは跡部と侑士だった。
そのいつもの言葉に他のレギュラーたちも冷静になってきた。
だがそれも虚しく。
「俺は転校生の海那、は俺の彼女だ」
この言葉に対して冷静でいられなかった。
逆に周りが騒ぎ出す。
(先輩の彼氏!?)
(最近忍足のクラスに転校してきた奴だろ)
そんな周りの反応にが小さく溜息をついた。
「騒がせてごめんなさい、練習に戻って。正レギュラーは監督から伝言があるから部室に一度集まって」
その一言を言って海那を一度見ても部室に向かった。
[in青学]
ここは青学の部室。
今いるのはレギュラーとのみ。
しかも連絡事項を伝えた。
そこに一人の男子生徒がノックして返事をする前に入ってきた。
「、いいかげんにしような」
全員の視線が勿論彼に行く。
「?」
その中見覚えのある彼に大石が反応する。
そこにいたのは数日前話題になった海良。
だけど海良の視線は大石に移される事は無い。
その先にいるのは。
「・・・・ゲームオーバー?」
「聞くまでも無いだろ」
その後、連絡事項を知らせるためのミーティングは話題が変わることになるだろう。
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〜・あとがき・〜
久々に視点をキャラやヒロインにしませんでしたー。
海那、さらりと凄い発言してるじゃん!(お前が言うな)
はいーすべての謎は次まで待って下さいねぇ。
は海那の彼女なのか・・・それも謎の一つです。。
っていうかそうだったら一体何のためのdreamなんでしょう(笑)
2004.2.6