〜知り合い?〜
例えば、青学で転校生の「海良」がかっこいいと騒がれていたら。
氷帝でも「海那」も学年関係なく噂になっていた。
そんなお互いの昼休み。
「なぁ、さんいる?」
と海良が3-6の生徒に聞いていて。
「っているか?」
と海那が聞いていた。
そんな偶然聞かれた生徒は違う学校だというのに同じ答えをいった。
「「レギュラーの人たちと屋上にいると思うよ」」
と。
―――――――――――――――――――――――――()
屋上でいつもどうりに皆でお昼ご飯を食べていたら桃が口を開いた。
「そういえば大石先輩ってあの転校生と同じくらすっすよね?」
あの転校生・・・?
大石のクラス・・2組に転校生が来たのかしら。
でも、何で桃がそんなこと知ってるの?
「あぁ、そうだけど」
「噂じゃかなり女子に人気あるみたいっすけどどうなんです?」
桃の言い方なら男子みたいね。
まぁ、私には関係無いんだけど。
「どうって俺に聞くことか?まぁ気軽に話し掛けやすかったよ」
「なー大石、それ誰―?」
桃と大石の会話に口をはさんだのは英二。
英二がこういう噂を知らないなんてちょっと意外かも・・。
でも英二が知ってたら私だって知ってただろうし。
「英二が知らないとは意外だな。今日2組に転校してきた男子生徒だよ」
そう説明しているのは大石じゃなくて乾。
「俺は学級委員だから色々と喋ったけど感じのいい人だったよ」
「そうなの、それでなんていうのその人?」
「海良だよ。そういえばと同じ苗字だな」
相変わらず答えてくれたのは乾だったけど私の意識は彼の名前に行っていた。
海良。
―――――――――――――――――――――――――()
「・・・・・海那?」
お昼休み、なんだか転校してきたとかいう男子生徒の話になって(っていうか岳人が一人で騒いでた)
煩かったから無視してジロちゃんと鳳君と3人で別世界みたく話していた。
岳人は侑士と宍戸に任しとくのがいちばんだし。
最後には跡部がきれて黙らせるし。
ただ、岳人がその転校生の名前を出した時、聞き覚えのある名前で聞きなおした。
「そうそう!ってといっしょだよな!」
「・・・岳人煩い」
「な、なんだよー!ひでー!!」
岳人のいつもながらの抗議が始まったけど海那のほうが気になったから無視した(いつも無視してるけど)
「黙れ。お前ら、煩い」
「なー!クソクソ跡部!!」
「・・・樺地」
「ウス」
岳人が宙吊りになっているのを横目に教室に戻る用意をした。
「、もう戻るん?」
「えぇ、ちょっと用事を思い出して・・・」
ベタな言い訳だとは思ったけど侑士も何も聞いてこなかったから先に戻ることにした。
「じゃ、またあとで」
――――――――――――――――――――――――(景吾)
が屋上を出てすぐにある男子生徒が来た。
忍足が
「あー転校生やん」
って小さい声で言ってたからそうなんだろう。
みたいに制服が新しい。
そいつは誰か探してるようにキョロキョロしていたが屋上には俺たちしかいないことが分かったらしく近づいてきた。
「あのさ、って何処にいるか知ってるか?」
ピタという感じに俺達の行動がとまった気がした。
何で転校生のこいつがのことを知っていてを探している?
「になんかようか?」
そう言う忍足の声は普段よりトーンが低かった気がしたのは気のせいじゃないだろう。
忍足は変に圧力をかけれるからな。
こいつを怒らせるのは俺だってごめんだ。
だが雰囲気が重くなったにもかかわらずそいつはそれに気がつかないのか態度は変わらない。
「そうだ、1組の人に聞いたら屋上にいるって言われてな」
「あいにくやけどはもうおらんで」
「そう、どうも」
軽く礼をしてそいつは出て行った。
俺たちに重い雰囲気を残して。。。
――――――――――――――――――――――()
海那っていったら私の知ってる人の中で一人しかないないのよね。
しかも同じ学年で。
偶然にはできすぎているわ。
とりあえず、その君・・に会う前に見てみないと。
あーあ、午後はサボりかしら・・・・・。
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〜・あとがき・〜
場面転換が難しい!!!
分かりにくくてごめんなさい。。
しかも青学メインにしようと思ったのに・・・。
つ、次こそは!!(←いつも言ってる人)
2004.2.1