《 入園準備 》





 なんでこんな事になったのよ!!!



 
 私は。高校1年生。

 ただ中学2年まで氷帝学園中等部に通っていた。

 中学3年になる時に両親がアメリカで仕事をしていてこっちにこないかと言われ留学も兼ねてアメリカへ行った。

 だけどやっぱり友達と離れたのが絶えられなかった。

 下手をすれば幼稚舎からの付き合いの子だって居る。

 だから私は高校生になるこの春にまた氷帝へ戻ってきた。



 だけどそんな私に待ち受けていたのは信じられない物だった・・・・。

 私はそんなに頭がいいわけじゃないけれどアメリカに居るときはあまり遊ぶ相手もいなかったし勉強はけっこうしていた。

 そして私の学力はすでに高校1年生のレベルを超えていた。


 なら2年生に入るという話も出たがとんでもない!

 先輩たちの居る中で学校生活を送るなんてありえない!!

 頑固拒否した私に氷帝学園全てを責任持っている理事長がきた。



 「なら一年間幼稚舎に行ってみないかしら?」


 最初は全くその言葉を理解できなかった。

 ただちゃんと説明をしてもらって分かったきた・・。


 今年の春、突然退職した先生とが混乱状態になり幼稚舎の先生が一人足りないというのだ。

 一応理事長が見ることになっているらしいが理事長には仕事もある。

 だからその補佐役的な実習先生を一年間試してみないかという話だった。

 正直この人正気?って言いたくなったけどここで断ったら2年生に入れられそうだったのでしぶしぶ承諾した。


 それから一週間後氷帝から一通の封筒が届いた。

 それは幼稚舎についての書類などで受け持つ子達の写真や名前も載っていた。

 一応保護者に理由を話してその私と理事長のクラスでも良いと言った家の子だけのクラスと聞いた。











 「これが受け持つ子達か・・・」


 一枚ずつその子の紹介書類を確かめる。


 1番 跡部景吾

 この跡部君の家は私も知っていた。

 相当なお金持ちだから有名だし・・・。

 写真を見ると・・・なんていうかすっごい堂々としてるって言うか・・・俺様的な子ね・・・。

 本当にこの家が承諾したのかちょっと不安だったけど顔と名前はバッチし覚えた。





 2番 宍戸亮

 この子の家は父親が教師らしい。

 っていうかこの子女の子並に髪の毛長いし・・・。

 宍戸亮君・・・よし、覚えた。






 3番 向日岳人

 ・・・これは跳んでる写真?

 って!この子も宍戸亮君と同じく女の子と間違えそうなぐらい綺麗なおかっぱだし!

 この子は絶対忘れないわね・・・。





 4番 芥川慈朗

 特技・・・寝る!?これは特技・・?

 写真まで寝てるし・・・・。

 お昼寝は楽そうだけど・・・・。

 芥川慈朗君、よく寝る子っと。






 5番 忍足侑士

 この子関西の子?親が書いてるけど文章が標準語じゃないし・・・。

 家は医者・・・か・・・。

 この丸眼鏡・・・この年で伊達眼鏡・・。

 伊達眼鏡の忍足侑士君ね。変わった名前だわ。






 6番 神埼

 あ、やっと女の子が居たv

 っていうかすっごい可愛いしvv

 親が育てるのに気をつけてること・・・自由に感情豊かに。

 あぁだから承諾したのかな?

 ちゃんね。






 そこで書類は終わっていた。

 つまり6人だけのクラスってことか。

 まぁ氷帝幼稚舎は10〜15人平均クラス編成だからこれだけ集まったら問題ないでしょう。

 

 最後に理事長からの手紙が入っていた。




 『始業式は4月10日からだからその日の8:30ごろに来てくださいね。その日にこの子達の対面になりますよ』









 少しの期待と大きな不安をもちながら私は4月10日を迎えようとしていた・・・・・。


















 





 ―あとがき―
始まりました―氷帝子キャラv
まだキャラは出てないですけどね。。。
まぁありえない設定だとは思いますけど(ヲイ)
夢ですしその辺はきにせずに(笑)
とりあえずよろしくお願いします!



2004.6.27











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