― 本音 ―





 が連絡してとりあえず学校に全員集まる事になった。

 しかし予想外にもその探していたは学校に居た。。

 しかも馴染み深い場所に。


 テニスコート―――。









 テニスコートの真ん中に立っている彼女は異様な雰囲気を出していて簡単に声はかけれなかった。

 ただ少しずつ近づいていって声が聞こえる範囲に言ったときのほうから声を発した。





 それはまるで独り言のように。














 「くるしいよ」




 











 そう、くるしいの。


 貴方が居ないのに。





 「どうして笑ってるんだろう」





 「約束も守れなかったのに!」





 傷つける事しか出来なかった私。





 貴方が居なくなったときから私は壊れたの。



 感情が。





 涙なんか流せない。



 


























 ふわっと後ろから抱きしめられた。




 なんとなくジロー君だと思った。









 「別に我侭言ってもいいよ」





 我侭?




 我侭って何?







 「本音を言っていいんだよ」






 本音―――――――?




 私の本音は・・・・・














 「会いたい・・・・・」



 「うん」






 「会いたいの・・凛に会いたい」





 「うん」








 「だってね、だって・・・愛してるの」







 愛してるの。


 愛しいの。


 伝えたいの。



 声にして。




 直接凛に。






 「でもね、それ以上にごめんねって言いたいの」



 「何に対して謝りたいの?」





 「いっぱい・・いっぱい傷つけてごめんねって」





 


 謝るのは親じゃない。

 
 私自身。



 

 ごめんね。

 何回でも謝るから帰って来てよ。

 又一緒に遊ぼう。

 も一緒に。


 無くなってしまったあの日常、取り戻したいの――。







 

 「うん、わかったよちゃんの本音」 





 ポンポンって慈朗君がなでてくれて。





 今まで何か張り詰めてた物がきれて私は座り込んだ。










 

 コツコツ





 誰かが近づいてきた。

 私以外皆いっせいにそっちを向く。


  

 
 「先輩!!」




 誰だろう・・・岳人かな?

 そういう驚いた声が聞こえてきて私もその主を見た。



 「お兄ちゃん」




 そう、そこに居たのはお兄ちゃん。


 ただ本当に珍しく真面目な顔をしてた。


 私が覚えてる中でこんな顔をしたお兄ちゃんを見るのは・・・・・



 いつ・・・だろう?


 絶対に見たことあるのに。


 何があったときか覚えてない・・・。











 「。本当の事教えてやるよ」










 






 愛してる。


 大好きだよ。


 だけど。





 だけどね。







 私の中で一番はすでに変わってしまっていたのかもしれない―――――――――――――。











―・あとがき・―
全てを終えて。
残り一話です。







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