久しぶりに会うと、ちょっと緊張。

 だけど、あなたは全然変わってない・・・・・。







 



     〜約束が果たされる時〜

 







 「あの、マネージャーの子いますか?」






 がそういったとき、部室のドアが開いて誰かが入ってきた。

 が振り返ると。



 「えっ?」


 「あ。」



 入ってきたのはだった。

 顔を見た二人が声を出す。








 「え・・・・?どうして・・」


 「・・が・・青学にいるってわかったから・・」


 本当に突然であった二人は驚いている。







 ・・・・・・・・・・・。




 部室には、青学&氷帝レギュラーにとたくさん人がいるのに、全員黙ってしまった。


 皆なんと言えばいいのか考えているみたいに・・。




 「とりあえず、その氷帝の子誰なのかが知りたいんだけど」



 その中で最初に口を開いたのは周助だった。



 「あ、私は。氷帝の3年で男テニのマネージャ・・・よ」




 周助に言われては自己紹介をする。


 すると、今度は氷帝レギュラーの視線がに集まる。




 「えと、私はと同じ3年で部活もおなじ・・みたいだわ」



 
 も、のように自己紹介をする。



 この二人何となく似ているところがある。

 見た目は二人とも綺麗だが、ちょっと違うタイプだけど。


 似ているのは中身のようだ。




 「それで二人はどういう関係なん?」


 忍足が会話の止まる前に続ける。

 しかし、この言葉を聞きの表情が少し凍った。




 「・・・姉・・・妹・・よ。」


 

 つまりながらが言う。









 えっ?周りの人からそういう声がもれた。

 
 同じ年で姉妹ということは、双子だ。

 二卵性・・・でも通りそうな二人だが、なんだか不自然な感じだ。


 それに、苗字が違う。。



 こんなたくさんの疑問の答えはのこの一言でわかった。








 「母親・・違いのね」





 そういったの目には光がない。

 何処を見ているのか視点が定まらない。。














 「ところで、は何処に住んでいるの」


 思い沈黙の中、に話し掛けた。


 「とりあえず、青学の近くを借りてるんだけどあんまりいいとこじゃないのよね」

 「じゃ、こっち来る?私の家大体氷帝と青学の間だし」

 「え、本当?」

 
 さっきとは変わって普通に話し出した二人のおかげで、雰囲気もがらっと変わった。


 「いいのなら、榊先生に相談してみるわ」

 
 話が進みがそういうと、皆群の顔色が変わる。


 「榊先生って監督の事?」


 だけは、顔色を変えることも無く平然と答えた。

 
 「そういえば、氷帝の先生だったかしら。今お世話になってるの」

 「男テニの顧問の先生よ」

 「そうなの?ところでのほうは誰にお世話になってるの?」

 「竜崎先生よ。確か青学だったと思うんだけど・・」

 
 どうだったかしらと視線を宙に泳がせる。

 「あら、偶然ね。竜崎先生は青学男テニの顧問の先生よ」

 「そうだったの」


 二人の会話はどんどん進むが、周りは会話に入れない。


 
 


 (監督にお世話になってるってどういうことだ?)


 (っていうか、本当に偶然なのか?)


 (しかも何でこんなに冷静なんだ)


 
 いろんなことを考えていたが。。。

















 「あ、そういえば、皆に言っておきたい事があるのだけど」

 二人の会話が一段落して、が全員に向かっていった。


 「私のことを・・・のことも下の名前で呼んでくれるかしら?」




 言葉は疑問系でも、言い方はほぼ肯定だった。

 中には、この言葉を何回も聞いた人はいたけれど、誰も反論することなくうなずいた。

 そして、勝手に言われたも何も言わなかった。







 


















 こうして、再会したは一緒に住む事になった。


 朝になったらおたがい違う場所に向かう。


 二人とも学校が違うだけで。


 きっとすべてが違う生活を送る・・・・。

 
 


 
 



















  〜・あとがき・〜

 これで一部終了です。かなりカットしたおはなし。
 これからは、レギュラー一人一人が目立っていきます。。
 よかったら、2部もお楽しみください。。

 


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