大丈夫だから。

 一人で平気だから。

 
 だから・・・・ね。






    〜その子って〜







  がマネとして決まった次の日の休み時間、
 まだ竜崎先生への報告が終わってない事に気づき、周助とともに職員室に向かっていた。







 「レギュラーってなんだか面白そうなメンバーよね」

 行く途中、が周助に話し掛ける。

 「うん、とっても面白いよ」

 「見てるだけ・・・でね」


 はどういう意味を入れたのか、こういった。

 その言葉に対して周助は何も返さなかった。





 コンコン


 「「失礼します」」

 職員室に着き、周助を前に入っていく。

 どこかで会議中なのか、先生たちはほとんどいない。

 っと奥の方から声が聞こえてきた。


 「竜崎先生」

 周助が、その声が竜崎先生だとわかり、声をかける。

 「ちょっとよろしいですか」

 も続いて。

 その二人の声を聞いて竜崎先生が出て来た。


 そしてもう一人――――――。


 「榊先生!!」

 その人物を見てが驚いたように声をあげる。



 「こんにちは」

 しかしそんな中、冷静に挨拶が出来るのは周助だった。

 そして、そんな周助を見て、もあっ、っというかんじにあいさつをした。

 

 「あぁ、、ちょうどよかった。書類を届けに来たんだが」

 「え、わざわざすみません」

 「どうせ竜崎先生からも書類をもらいに来たからな」

 そういった榊の手には二つの封筒があった。

 その一つをが受け取る。

 「あぁ、あってるか中を確かめておくれ。さっきのは逆になってしまってたらしいからな」

 竜崎先生に言われ、は中身を出す。

 「また、青学までくるのもなんだからな」




 「ところで不二、なんのようだ?」

 が確認している間に、不二が聞く。


 「彼女がマネージャになったので報告です」

 不二のその言葉に竜崎先生と榊は少し目を合わせた。

 「珍しい事もあるもんだ」

 そしてこういった。


 「・・どういうことですか?」

 が中身を一枚ずつ確認しながら聞く。

 「いや、氷帝に最近転校した私の親せきの子も昨日マネージャーになったらしいんだよ」

 竜崎先生が説明する。

 
 今度は周助とが目を合わせる。


 「その子って、3年生ですか?」

 周助が開眼して・・聞く。

 「あぁ、3年の女子だが」





 同じ学年で、女子で、最近転校してきた子。



 さっきから聞いたことぴったりあてはまる。




 

 
 周助がそう思いその子のことをもう少し聞こうとしたとき、

 じっと書類を眺めていたが書類を一枚手に取り口を開いた。




 「この書類は、その子のものじゃないですか?」


 が榊にそう言って差し出す。


 「え、あぁそうだな。これだけ逆になっていたようだ」

 
 榊は、手にあった封筒から同じ書類を出し、のと交換する。







 「それじゃ、ありがとうございました。失礼します」





 はそう言って、早々と出て行った。

 そんなを不思議そうに見ながら周助もついていく。
















 「ねぇ、

 しばらくしてから周助がに聞く。

 「何?」

 「さっき言っていた子って、が探してる子じゃないかな?」

 「うん。多分そうだと思う」

 「じゃぁ、どうして?」

 どうしてもっと聞かなかったの?という風に周助はに言う。

 
 「さっき間違って入っていた書類に住所が書いてあったの」

 「・・・そっか。それでどうするの」

 「今日の・・・部活後にでも行ってみるわ」


 そういったの目は真剣だった。

 

 「・・・・そっか」




 そんなに周助はそういっただけだった。





















 ――――――――――――――――――――― (  )

 まただね。

 また、同じ事してる・・みたいね。

 凄い偶然であなたの事見つけられた気がするわ。

 氷帝学園。


 どんな学校なのかしら――――



 あったらたっぷりはなそうね。。。。






























 〜・あとがき・〜
 う〜ん、微妙。
 氷帝正レギュラーは次回に持ち越し。。
 ちなみに、氷帝6話目で榊が渡している書類が間違いで、取替えに来ていた!
 と言う設定です。
 (自分で書いててもややこしくてつじつまがあるけど、大目にお願いします)

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