「「絶対また会おうね」」

 

 別レギワノ私トノ約束。

 

 ソウ言ッテヒキハナサレタ。






   



 








 〜約束〜

 








 周助と英二がレギュラーとわかった後、昼休み。

 他のレギュラーに会いに行く為に周助と英二、そしては3年の教室を回っていた。

 




 「じゃぁ、とりあえず初めに部長の手塚のとこに行こうか」


 「手塚は1組だったにゃ」

 
 手塚のところへ向かってtいる途中は二人に話し掛けた。



 「その手塚君・・ってどんな人なの?」

 これからお世話になるかもしれない部長の事が気になるのは当たり前。

 そこら辺の好奇心とちょっとだけある不安で聞いたんだろう。



 しかしそういう気持ちにまったく気付かずに。




 「とっても厳しい奴」




 ・・・・・。




 英二の即答に一瞬言葉を失う

 



 「英二・・そんな風に言わないであげなよ」



 そんな英二に小さくため息をつくように周助がシンとなったところで言う。





 「え、えっ!?あ、あ!!えっっと・・・そ、そこまで恐くないにゃ」

 
 周助に言われて英二は言いなおすけどいかにもわざとらしいといっている言葉と声と表情に呆れが出てくる。


 ・・・・。





 「英二、それを聞いたら、さらに恐くなったよ・・」

 



 鋭い周助のつっこみにさらに3人の空気が冷たくなった。






 ・・・・。






 「まぁ、大丈夫だよ、普通にしてれば全然恐くないから」


 周助が仕方無くフォローする。

 

それでも、は納得いかないような表情をしていたから、



 
『英二は、いつもうるさいから、しょっちゅう怒られてるだけだよ』



 と付け足した。


 すると、も満足そうに納得した。






 そんな二人に



 「そんなこと無い!!」



 と英二が大声で主張した、




     その時。

   










 「菊丸、廊下ではもっと静かにしろ」










 周助と英二には聞きなれた声が、は、初めて聞く声が後ろから聞こえた。






 「て、手塚〜〜!?」





 さらに驚いて声を上げる英二。





 「英二、もっと静かにしなよ」




 「菊丸うるさいぞ」




 「英二、迷惑よ」




 そんな英二に3人同時に突っ込まれて拗ねそうになったが相手が相手だったからその場はおとなしくする事にした。

 




 ・・・・・。




 何となく沈黙が下りる。







 回りからも注目され始めた頃沈黙が破れた。




 「ところで、あなたが男テニ部長の手塚君?」


 「そうだが、お前は?」


 噂とかそういうものにあまり敏感じゃない手塚は見慣れないその少女に聞く。



 「今日、6組に転校してきた


 

 「彼女マネージャになりたいんだって」

 


 


こうして廊下の端で周助と手塚とがはなし始めた。

 









 手塚は元々静かだし、周助もどちらかと言えば静かなほう。


 そして、は、英二と話しているときとは違う静かな雰囲気で話す。

 
 周囲の人も何の話し合いをしているんだろうと注目している。



 ここはあくまでも皆が通る廊下。














 (なんか、さっきまでと雰囲気変わったよね彼女。静かって見たいな・・だけど手塚とはまた違う。)








 そう思ったのは一緒に会話をしていた周助だった。


 まるで相手によって臨機応変に性格を変えてるようなそんな感じに見える彼女はやっぱりただの中学生には周助にも見えない。








 また英二は、この雰囲気に溶け込める自信が無かったから、黙っていた。












 そんな感じで話は進み。。。

 
 「それで、俺のとこに?」

 「えぇ、レギュラーと顧問の許可が必要だって聞いたから」

 「僕と英二は賛成してるし、竜崎先生は大丈夫だろうし」

 「やる気があるなら構わないが、他のレギュラーにも聞いてもらえるか?」

 「あぁ、それなら今から行くつもりだよ。決まったらまた知らせにくるよ」

 「じゃ、頼む」

 









 さっきと同様あっさりと大変な事が決まってしまったような気がしたのは周りにいた生徒たち。。


 こういうとこに、英二や桃が口をはさんだらここまではやくいかないんだろうけど。





 まぁ、普段は英二達がいないと会話が途絶えてしまいそうだけど。





















 そんなんで、次のクラスに行こうとしたとき、が手塚を呼び止めた。




 「あ、手塚君」

 「なんだ?」

 「あのさ、君付けってかなり慣れてないから適当に呼んでもいい?私のことも皆って呼んでたからそう呼んで欲しいの」


 
 そう言っては笑った。


 それにも、手塚はあぁと短く答えただけだった。
 


 



















―――――――――――――――( 周助 )

 「ねぇ

 「何?英二」

 「って苗字で呼んだり呼ばれたりするの嫌い?」

 「・・・なんで?」

 「別にいいんだけどおれ達のこともすぐに下の名前で呼び出したし・・」

 「うん・・なんとなくね、名前で呼ぶほうが気が楽って言うか・・」

 「・・そっか」
 

 英二はそういう風に答えたけど、あんまり納得していないのはわかった。

 僕も不思議だ。





 

 

 中3にもなってしたの名前で呼んでと頼むのはクラスに1人いるかいないか。。。

 それを、初対面の手塚に言ったのは不思議に思った。


 僕と英二にも自分から言ってきた。
 
 あの時も少し違和感があったが、英ニが親しみやすいから・・・・かなと思ってた。。






 それに、手塚と話してるときの雰囲気の違いも。


 きっと英二も気付いてるはずだ。

 だから、あえて話に入ってこないでじっと見ていた。

 英二だってそういうことには結構敏感だから。。 












 ―――――



 不思議な子。





 久しぶりに面白い事がありそう、英二の言葉でいうと「気に入った」。

 こんな感じは、テニス部に入った頃以来かな。


 これからも飽きない日が続きそうだ。。。。


















〜・あとがき・〜
2話目、手塚登場。。
・・・不二君、怪しいよ!!(笑
なんだかねぇ、周助と侑士君は似たような感じです。
ポジション的に。
そして、がっくんと英二も。。(がっくんのほうがうるさいですが/笑)
予定では、後2話で全員出さなくちゃいけないんですけどねぇ。。
cとcは何となくにてるとこが出てきました。
似てるようで似てない、似てないようで似てる。
そんな感じですかね。。。


 

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