大体俺の事言えんのかよ。
〜部長VSマネージャー〜
「はぁ、なに言ってんだよお前」
「だから、放課後部活休ませてもらうって言ってるのよ」
学校に来て日常茶飯事になってきている俺との言い争いが始まった。
「20分も遅刻してきたやつが言うセリフか?」
「それとこれとは関係無いでしょ」
「大体なんで休むんだよ?」
そういった俺の言葉にはいちばん嫌な答えをいいやがった。
「青学に行くから」
周りでさっきから笑いながら見ていた正レギュラーたちも敏感に反応している。
「何しに行くんだよ」
「にあいに」
「あー?お前家で嫌ってほど会えるじゃねぇか」
とは一緒に暮らしているから今朝だってあっているだろうし、放課後わざわざ行かなくたって家に帰れば会えるはずだ。
「今朝起きたらいなかったのよ」
そういうは俺たちと話すときとは違う表情でやっぱりまだ警戒心があるんだなと思った。
「それに・・昨日の夜もちょっといつもと違ったしね・・」
昨日の夜・・きっとが家に戻ってからだろう。
俺たちも公園まで一緒にいたがいつのまにかいなくなっていた事に気付くのはを送った後だった。
がを心配するのはよくわかる。。けど。
「それでも行くな」
青学は氷帝にとっても敵校だ。
とはともかく部活中に一人行かせるのは危険だ。
「別に跡部の許可がなくても行くからいいわ」
強気にはそういったが。
「俺も反対やな」
正レギュラーが同じように反対している。
代表のように忍足だけが答えたが。
だけどそのことに気付かないほどは鈍くない。
むしろ人の感情には敏感だ。
「どうして?」
こういうことには鈍いんだけどな。
「だって青学は敵校なんですよ?そんなところに先輩一人で行ったら危険ですよ」
「でも別にレギュラーの事は皆知ってるしたまに会ったりするし・・」
「全員といっぺんにはあったことがねぇだろうが」
「亮も反対してるの?別に平気でしょ?」
「とりあえず、危険だからいくなよ!!」
「だから何が危険なのよ?」
せっかくはっきりといわずに反対しているのにがはっきりと聞いたから全員ではっきりといってやった。
「「「「「あいつらは個性的すぎるんだよ」」」」」(言い方はそれぞれ違うけど)
が少し驚いたように目を見開いた。
「それってあなたたち以上に?」
さりげなく失礼だなと思いながらも俺は面倒だったから口をはさまず見ていた。
「だって猫いるし魔王いるしすっげー厳しい部長いるし!!」
岳人がまた間違っても自慢にはならない事を自慢げに言っている。
そしてまたこいつもかなり失礼だぜ。
も最初は黙って聞いていたがそのうち口元にうっすら笑みを浮かべた。
「氷帝といい勝負じゃない。こっちだってウサギも帝王もいるじゃない」
本当に失礼とかそういう事を考えずに言っている。
その言葉に岳人が怒りながらさらに跳んでいて鳳がこっそり
「やっぱりウサギじゃないですか」
といっていたのが聞こえた。
「とりあえず、竜崎先生にも挨拶に行きたいし今日は部活に出ないから」
最後はもう何の話だかわからないようになっていたががきっぱりそう言って朝練が終わった。
結局誰もを止める事が出来ないかった。
「ってたまに跡部に負けないぐらい自己中心的な行動起こすよねー。まぁ可愛いからいいんだけどねー」
ジローが最後に一人でつぶやいていた。
ほんっとうに何でこんな奴等ばっかりいるんだ?と呆れた。
そんなんで問題の放課後になった――――――――――――。
〜あとがき〜
又暴走しだしたよ・・・。
ちょーっと過保護じゃないですかぁ、正レギュラーの皆さん?
絆には珍しくギャグ系。。
私の中で
英二=猫
岳人=ウサギ
ですからねぇw
魔王と帝王は言わなくてもわかりますよね・・?(あえて言いませんよ、私は!)