本音を言うとためしてたのかもしれない。
だって、どうしても簡単に信じる事が出来ないから。
だからごめん。
そして あ り が と う 。
〜恋愛感情・新・〜
「・・・あ・・どうしたの?」
岳人が黙ったから私は跡部にはなしかけた。
なんだか、こんなに弱い自分を見せるのがすごく嫌だった。
「それはこっちのセリフだ。が心配してるぜ」
とうとうためす時がきた。
今しかいないって誰かに言われた気分。
「・・心配・・してるのはだけ?」
は、本当に言葉ではあらわせないぐらい近い人で。
一番私のことをわかってくれる人だから。
きっと心配してくれてるって信じれた。
だけど、跡部たちはどうだろう。。。
正直最近はとより、跡部たちと話している。
何だか一緒にいるのがこのままだと自然になりかけていた。
だから、よくみんなの誰かを好きなんじゃないか?とかよく言われてるみたい。
私はそんな感情を持ってないけど。
(むしろ最初は一緒にいたくないと思っていたし)
だから・・・跡部たちはみたいに心配してくれるのかしら?
どこかで、試していた。
本当はここから逃げ出したいと思ってるの私がいる。
答えが恐いから。
でも、どこかで期待している。
じゃないと私は・・・
こんな事聞けるほど強くない。
「そんなの自分の目で確かめてみろよ」
YESともNOともいえない答えをいった跡部の視線の先を追うと。
私はゆっくり立ち上がって公園の入り口に向かった。
「ありがとう」
そこにいた皆に私は本当に心をこめてお礼を言った。
そんな私に何を聞くわけじゃなく笑ってくれたみんながいて。
わたしは以外に信じられる人たちを見つけた。
「私とずっと異母姉妹って知らなかったの」
だから帰路で自然と話せた。
「なんかね、私達の親いいかげんで。いまだに私の母親もの母親も父親の事愛してるらしいの」
誰も何も言わずに聞いてくれてる。
「それでね、結局私たちが邪魔になったらしくって、私たちを追い出して」
大丈夫、いって平気な人たちだから。
「いまは3人で幸せに暮らしてるわ」
こんな常識はずれな話。
こんな常識はずれな親。
皆はどう思うだろう―――――――。
皆何も反応しない。
だけど、冷たいようだけどそれがとっても楽だった。
変にかばわれたり軽蔑されるより軽く聞き流してくれるのがよかった。
「・・なんで私こんな事話してるのかしら」
もうどうでもよくなって、肩の力が抜けた私は独り言のように言った。
「んなことしらねぇよ」
いつもの跡部らしい言葉が返ってくる。
「当たり前でしょう、知ってたら逆に恐いわ」
大丈夫、いつもの私だ。
「まぁ、ええやん。そういえば、達にもメール送っといたで」
「あ、ありがと、侑士」
結局そのあと私たちは真夜中だというのにいつもどうり騒ぎながら帰った。
何も変わってないけど。
だけど。
何かが変わった。
そんな気がする―――――――――――――――。
〜・あとがき・〜
これで、恋愛感情シリーズ?は終わりです。
ヒロイン視点になっちゃってすみません。。
ここまで読んでくれてありがとうございました。
よかったら次も読んでくださいねv
次は青学ヒロインのお話かなー――?